Aoi Industries
Micro Sprite Custom 2 Micro Sprite フロント異径2輪化
以前に作成したフロント2輪化キットのモディファイです。

72mmを2つ直列に配したフロント2輪は、常時片手走行も可能な程、ステアリングが安定しますが、ウィール径が小さい分段差に弱く、走行時にそれなりに注意を必要とします。

この問題をクリアするため、フロント2輪化キットの前輪を100mmに大径化して、段差の乗り越え性能をRazorの4インチシリーズと同等とするのが今回の目的です。

走行時の安定感は明らかに増しましたが、重量増、担いだ時の「お荷物」な感じと引き換えです。またプレートと部品の密度感等、見た目も72mm版と比べると少々間延びしてしまったかも知れません。プレートの肉抜きや軽量なウィール等、諸々試してみたいと思います。
構造は前回と同じで、2枚のプレートの形状を変更して100mmウィールが収まる様に設計を変えました。色々頑張って、フォークのアクセルの高さの変化を6mm弱に抑えています(100mm+72mmの場合)。プレートの下部が地面と平行にならないのが残念です。
乗り越え時にウィールがフォークに接触してロックしたりしないように、プレート形状を調節しています。画像の後輪は従来通り72mmですが、図面上では80mmまで使用できる様に隙間をとりました。同様に前輪も110mmで設計していますが、ツメが甘く、フロントフォーク接合部とのクリアランスがそれぞれ1mm強程度になってしまいました。ウィールの誤差や小石の噛み込みを考えると危険ですね。
ウィールはボルト、ワッシャー、プレート、ワッシャー、スペーサー、ウィールの順で固定しています。フォークとの接合は、ボルト、プラワッシャー、プレート、ラバーワッシャー、フォークブレード、スペーサーの順です。プレートは以前はA6061でしたが、今回はA5052です。スチールのフォークブレードとの相性はやはり硬いA6061の方が良好で、A5052のプレートは接触部のえぐれが目立ちます。えぐれはある程度進むと、面となって止まるので余り気にする程では無いのですが。
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